郵便物を自宅以外で受け取る方法|局留め・転送不要郵便などの注意点も解説

最終更新: October 28th, 2026
郵便物を自宅以外で受け取る方法|局留め・転送不要郵便などの注意点も解説

「郵便物を自宅以外で受け取ることってできるの?」

「出張先で郵便物を受け取る方法はないかな?」

「家族に知られずに郵便物を受け取りたい」

この記事では、こんな疑問や悩みを解決していきます。

自宅に送られた郵便物は、ポストに投函されるか、対面で配達されます。ところが長期で家を空ける場合など、ポストに郵便物がたまる、対面受け取りの郵便物が受け取れないといった問題が発生するでしょう。そんな時は、出先で郵便物を受け取れたらいいですよね。

そこで本記事では、自宅以外で郵便物を受け取るためのサービスをご紹介します。郵便局の無料サービスから民間の有料サービスまで広くご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

結論からいうと、郵便物を自宅以外で受け取る主な方法は、郵便局留め・郵便私書箱・転居届による転送・勤務先や実家あてに送ってもらう方法・ゆうパックなどの受け取り場所の変更、そして私設私書箱(クラウド私書箱)の6つです。費用をかけずに一時的に受け取りたいなら郵便局留め、継続的に自宅以外で受け取りたいなら私設私書箱が向いています。家族に見られたくない郵便物の場合は、家族に知られずに受け取る工夫も押さえておくと安心です。

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郵便物を自宅以外で受け取る方法

郵便物を自宅以外で受け取る方法

郵便物を自宅以外で受け取るには、いくつかの方法があります。うまく活用すれば忙しい人でも郵便物を受け取りやすくなりますし、自宅ポストを使わないため防犯面でも安心ですよ。手紙やハガキなどの郵便物はもちろん、ゆうパックなど荷物の受け取りにも使える方法です。

選ぶ方法によって異なるメリット・デメリットがあるので、詳しく見ていきましょう。

まずは、主な方法の費用や手続きの違いを一覧で確認しておきましょう。

方法

費用

事前の手続き

受け取る場所

向いている人

郵便局留め

無料(郵便料金のみ)

不要(差出人が宛名に「〇〇郵便局留」と書く)

指定した郵便局の窓口

一時的に自宅以外で受け取りたい人

郵便私書箱

無料

利用請求(利用条件あり)

郵便局内の私書箱

毎日のように郵便物が届く事業者など

転居届(転送サービス)

無料(届出日から1年間)

転居届の提出

新しい住所(入院中は病院も可)

引っ越しをした人・長期入院する人

勤務先・実家あてに送ってもらう

郵便料金のみ

差出人への依頼と、送り先の了承

勤務先・家族の家など

送り主に別の住所を伝えられる人

受け取り場所の変更

無料

ゆうパックの場合はeお届け通知の設定、ゆうID登録など

郵便局・コンビニ・はこぽす

ゆうパックなどの不在・再配達を減らしたい人

私設私書箱(クラウド私書箱)

有料

契約と本人確認

事業者の住所(クラウド型はスマホ・PCで確認)

継続的に自宅以外で受け取りたい人

①郵便局留めで受け取る

郵便局留めは、日本郵便が提供しているサービスです。これは郵便物等を自宅ではなく、受け取りたい郵便局の窓口で受け取れるというもの。サービスの利用料金はかかりませんし、事前の申込も不要です。

郵便局留めを利用する場合は、郵便物を送る際に、封筒の宛先を以下のように記入します。

  • 郵便番号:受け取りたい郵便局の郵便番号

  • 宛名:受け取りたい郵便局名+留、受取人の住所と氏名(ゆうパックなどの場合は電話番号も)

郵便物を自宅以外で受け取る方法

引用:郵便局留・郵便私書箱 | 日本郵便株式会社

郵便局留めの郵便物を受け取るには、本人確認書類を持って指定した郵便局の窓口に行くだけ。代引きや着払いの郵便物を受け取る場合は、所定の料金も持参してくださいね。

本人確認書類は、運転免許証やマイナンバーカードなど、氏名と住所が確認できるものを用意しましょう。マイナンバーの通知カードは本人確認書類として使えないので注意が必要です。印鑑がない場合は、署名でも受け取れます。

参考:郵便局留や、不在時に受け取れなかった郵便物・荷物を郵便局の窓口で受け取る際に必要なものは何ですか?|日本郵便

メリットは対応している郵便局数が多いこと

郵便局留めに対応している郵便局数は、全国で約24,000局にも上ります。数が多いため、自分の都合に合った郵便局を見つけやすいのがメリット。仕事の昼休みや通勤途中などに寄れるところがあれば、郵便物を取りに行く手間が軽減できます。

なかにはゆうゆう窓口を設置している郵便局もあり、土日や祝日に受け取ることも可能です。

到着通知がなく保管期間も短いのがデメリット

郵便局留めのデメリットは、郵便物が到着しても通知がこない点。自分で郵便局に行って郵便物の有無を確認しなければならないので、面倒だと感じる人もいるでしょう。

確実に郵便物を受け取るには、特定記録郵便などの郵便追跡サービスを付けておくと便利です。ただし追跡サービスを付けるには、通常の郵便料金に加えて210円(ゆうメールの場合は160円)の追加料金がかかるため、差出人と相談しなければなりません。

また郵便局留めの注意点は、保管期間が郵便局に到着した日の翌日から数えて10日となっていること。期間内に受け取らないと差出人に返送されてしまうため、留意する必要があります。

参考:留置(局留め)郵便物の保管期間は何日間ですか?|日本郵便

②郵便私書箱を利用する

私書箱とは、郵便物を受け取る目的で自宅以外の場所に設置されたポストを指します。郵便局内には郵便私書箱が設置されており、条件を満たした人には無料で貸し出しをしています。郵便物だけでなく、郵便私書箱に荷物を届けることもできますよ。

郵便私書箱を利用するには、事前に利用請求書を提出してください。ただし郵便局によって私書箱の空き状況が異なりますし、すべての郵便局に私書箱が設置されているわけではありません。あらかじめ希望する郵便局に連絡し、確認しておくとよいでしょう。

なお郵便私書箱の利用にあたって必要な書類は、利用を希望する郵便局に事前に確認しておくと安心です。

郵便局内で管理されており安心感が高いのがメリット

郵便私書箱は郵便局内に設置されたロッカーで、一つひとつに番号とカギが付いています。そのため自宅のポスト等と比べて郵便物の安全性が保たれており、安心して利用できるのがメリット。利用料金がかからないのも嬉しいですよね。

郵便物を受け取りに行く手間はかかりますが、通勤経路など寄りやすい郵便局を選べば、大きなデメリットにはなりません。

デメリットは個人にとって利用条件が厳しい点

郵便私書箱のデメリットは、利用条件が厳しく、個人利用が難しい点。主な利用条件は、以下のとおりです。

  • ほぼ毎日郵便物の配達がある

  • 郵便私書箱を6カ月以上利用する

  • 郵便物等を遅れることなく受け取れる

つまり郵便私書箱の利用対象となるのは、ほとんど毎日のように郵便物が届いており、それをスムーズに受け取れる人に限られます。けれども個人で毎日のように郵便物を受け取っている人は少ないため、どちらかというと企業向けのサービスといえるでしょう。

参考:私書箱は誰でも利用することができますか?|日本郵便

③転居・転送サービス

日本郵便の転居・転送サービスとは、申し込みをすれば1年の間無料で郵便物を転送してくれるサービスです。引っ越し時はもちろん、「入院中は病院へ転送してほしい」という時にも活用できます。

転送サービスを利用するには、以下いずれかの方法で申し込みが必要です。

  • e転居:Webサイトや郵便局のアプリから手続きを行う

  • ポスト投函:必要事項を記入した転居届を最寄りのポストに投函する

  • 郵便局窓口:郵便局員と話しながら手続きを行う

e転居では、本人確認済みのゆうIDでのログインが必要です。窓口では本人確認書類を提示し、ポスト投函の場合は転居届の貼付欄に本人確認書類の写しを貼って提出します。

いずれの場合も、転居届を提出してから登録が完了するまでに3〜7営業日かかります。転送は転居届に記入した転送開始希望日から始まるので、引っ越し前に早めに手続きしておくとよいでしょう。

参考:転居届を提出してから何日後から転送されますか?|日本郵便/引っ越すので郵便物や荷物を転送したいのですが、どうすればいいですか?|日本郵便

参考:入院中だけ病院へ転送したい|日本郵便

長い間家を離れていても手元に郵便物が届くので便利

転送サービスを使えば、宛先が自宅の住所になっている郵便物でも、別の場所に届けられます。転送先として入院先の病院や出張先のホテルを設定しておけば、入院中や出張中も手元で郵便物の管理が可能。長期不在中にポストが溢れる心配もなくなり、防犯面でも安心です。

なお利用料金がかからず、申し込み手続きが簡単な点もメリットといえます。

転送期間の短縮や取り消しはできないので注意

転送サービスによって旧住所から新住所へと郵便物が転送されるのは、届出日から1年間です。ただしこの期間を短縮すること、あるいは転送を取り消すことはできません。1年未満で転送を取りやめたい時は、改めて転居届を提出し、新住所から旧住所への転送を依頼する必要があります。

また海外への転送には対応していないこと、ヤマト運輸や佐川急便など日本郵便以外の荷物等は転送できないことも注意点といえます。

出張や旅行で一時的に家を空けるなら「不在届」で郵便局に留め置ける

出張や旅行などで短期間家を空ける場合は、1年間続く転送よりも、郵便局に不在届を出す方法が向いています。不在届を出しておけば、最長30日間、郵便物を配達せずに郵便局で保管してもらえます。保管期間が終わると、翌日(配達のない日なら次の配達日)にまとめて自宅へ配達される仕組みです。

不在届は、自宅に配達を行う郵便局か最寄りの郵便局に、本人確認書類を持って提出します。ただしその住所あての郵便物はすべてが保管の対象となり、家族の一部の人あてや特定の種類だけを留め置くことはできません。

参考:長期間不在とする場合の郵便物等の配達について教えてください|日本郵便/家族の一部の郵便物等だけ、郵便局に留めておくことは可能ですか?|日本郵便

④勤務先・実家など別の住所あてに送ってもらう

自分で手続きをしなくても、差出人に勤務先や実家、家族・知人の家など、自宅以外の住所あてに送ってもらう方法があります。確実に届けてもらうためのポイントは、宛名の書き方です。

  • 家族・知人の家に送ってもらう場合:住所の後に「〇〇様方」(〇〇はその家の世帯主などの名前)と書き、続けて自分の名前を書く

  • 勤務先に送ってもらう場合:会社名・部署名の後に自分の名前を書く(会社や施設に預けて本人へ渡してもらう場合は、「〇〇株式会社気付」のように書く方法もある)

勤務先や家族の家を受け取り場所にする場合は、事前に相手の了承を得ておきましょう。また勤務先あての郵便物は社内の担当者が受け取ることが多いため、個人情報を含む書類の受け取りには向きません。

なお、不在で持ち戻られた郵便物は、ご不在連絡票の所定欄に記入するか、配達を担当する郵便局へ連絡すれば勤務先で受け取ることも可能です。一方で、自分あての郵便物をすべて会社へ転送してもらう制度はありません。

参考:会社あてに転送したい|日本郵便

⑤【不在時・お届け予定日前】ゆうパックや郵便物の受け取り場所を変更する

一般的な郵便物は自宅のポストに投函されますが、なかには書留やゆうパックなど対面受け取りが必要な郵便物・荷物もあります。もし不在中に対面受け取りの郵便物等が届いた時は、不在票の情報をもとに再配達を依頼しますよね。実はこの時、受け取り場所を自宅以外に変更することができるのです。

受け取り先として指定できるのは、郵便局かローソンなどのコンビニ、そして「はこぽす」。ただしコンビニ(ローソン・ミニストップ・ファミリーマート)や「はこぽす」で受け取れるのは、元払いのゆうパックで、縦・横・高さの合計が100cm以内の荷物に限られます。利用には、ゆうIDの登録と居住確認手続きも必要です。

事前にメールや郵便局アプリから設定しておけば、簡単に受け取り場所の変更が可能です。不在がちで自宅で郵便物を受け取るのが難しい人は、利用するとよいでしょう。

参考:コンビニで受け取る|日本郵便/はこぽすで受け取る|日本郵便

関連記事:再配達有料化はいつから?2024年問題の背景と受け取り不要の最新対策とは

クラウド私書箱でオンライン受け取りを実現

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郵便物を自宅以外で受け取る方法はさまざまです。上述した方法はどれも利用料がかかりませんが、使い方が限られてしまうため、不便だと感じる人もいるかもしれません。そんな人におすすめなのが、クラウド私書箱サービスです。これが6つ目の方法、民間企業が運営する私設私書箱の活用です。

クラウド私書箱の基本機能は、郵便私書箱とほぼ同じ。けれども細かい利用条件がないので、誰でも気軽に使えるのが大きな特徴です。クラウド私書箱を使えば、郵便私書箱のデメリットを解消しつつ、安全かつ手軽に郵便物の受け取りができるようになります。

郵便私書箱と私設私書箱の主な違いは利用料金&条件

クラウド私書箱は私設私書箱の一つであり、郵便私書箱と私設私書箱の違いは以下のとおりです。

郵便私書箱

私設私書箱

利用料金

無料

有料

利用条件

厳しい

サービスによって異なる

設置場所

郵便局内

サービスによって異なる

運営

日本郵便

民間企業

私設私書箱の運営は民間企業で、サービスごとに利用条件や設置場所が違います。主なメリットは個人でも使いやすい点と、機能が充実している点。サービスによって郵便物の転送や不要な郵便物の破棄、ビジネス向けの住所貸しやバーチャルオフィスなどの機能があります。

デメリットは、郵便物を受け取るまでに時間がかかる点。郵便物の転送頻度は多くて週に1回というサービスがほとんどなので、注意が必要です。

バーチャルオフィスで事業用の郵便物を受け取る

個人事業主やフリーランスの人が仕事用の郵便物を自宅以外で受け取りたい場合は、バーチャルオフィスも選択肢になります。私設私書箱と同じく民間企業の住所で郵便物を受け取る仕組みで、事業用の住所を貸し出すサービスです。名刺やWebサイトに自宅住所を載せずに済むのが特徴です。

届いた郵便物は、サービスによって到着通知や転送、スキャンで確認できます。法人登記に使えるかどうかはサービスごとに異なるため、契約前に確かめておきましょう。作業スペースも必要な場合は、レンタルオフィスやコワーキングスペースを検討する方法もあります。

クラウド私書箱「メールメイト」なら郵便物のデータ管理が可能

mailmate dashboard

私設私書箱は誰でも気軽に使える反面、郵便物の受け取りに時間がかかる点がデメリット。スムーズに郵便物を受け取りたいという人には、クラウド私書箱がおすすめです。

クラウド私書箱の一つ・メールメイトの利用方法は以下のとおりです。

  1. メールメイトの住所に郵便物が届く

  2. 1営業日以内に郵便物の開封・スキャンが行われる

  3. スキャンデータがマイページ上にアップロードされる

  4. 利用者がスマホやパソコンから郵便物データを確認する

つまり利用者はほぼタイムラグなく、どこにいても郵便物を受け取れます。郵便物をデータで管理できるため、保管や検索・共有も簡単。引っ越すたびに転居届を出す必要もなくなるので、移動が多い人にも便利ですよ。

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関連記事:郵便物をそのまま捨てても大丈夫?個人情報を守る書類の安全な捨て方

転送不要の郵便物は自宅でしか受け取れないので注意

転送不要郵便は、郵便局留めや転居届による転送では自宅以外に届けてもらえません。ただし不在で受け取れなかった場合は配達を担当する郵便局の窓口で受け取れるほか、差出人に連絡して送り先の変更や再送を依頼する方法があります。

郵便局留めや転送サービス、私書箱などを利用すれば、自宅以外の場所でも郵便物を受け取ることができます。ただし注意しなければならないのは、転送不要郵便です。

転送不要郵便とは、封筒の表面に「転送不要」と記されている郵便物を指します。これは差出人の「この住所に住んでいなければ返送してほしい」という意思表示なので、転居届を出していても転送されません。宛先住所に住んでいない場合は、差出人のもとへ返送されてしまいます。

転送不要郵便は、クレジットカードやキャッシュカード、税金関係の書類など、重要な郵便物によく使われます。こうした郵便物を確実に届けてもらうには、宛先住所で受け取るようにしましょう。

参考:転居届で転送されない郵便物等はありますか?|日本郵便

不在で受け取れなかった転送不要郵便は郵便局の窓口で受け取れる

書留など手渡しの転送不要郵便が不在で届けられなかった場合は、ご不在連絡票と本人確認書類を持っていけば、配達を担当する郵便局の郵便窓口で受け取れます。窓口の営業時間や、郵便物がすぐに受け取れる状態かどうかは、担当の郵便局に確認しておくとスムーズです。本人限定受取郵便の場合は、到着のお知らせと、指定された本人確認書類が必要になります。

参考:不在時に受け取れなかった郵便物を当日中に受け取りたい|日本郵便/郵便局の窓口で受け取る際に必要なもの|日本郵便

引っ越し後に転送不要郵便を受け取りたいときは差出人に連絡する

転居届を出していても、転送不要郵便は旧住所に住んでいなければ差出人へ返還されます。新しい住所で受け取りたい場合は、カード会社や金融機関などの差出人に住所変更を届け出たうえで、再送を依頼しましょう。返還された郵便物の行方がわからないときも、まずは差出人に問い合わせるのが確実です。

クレジットカードやキャッシュカードが転送不要で送られてくるのは、金融機関などが取引時の本人確認の一環として、登録された住所に実際に住んでいるかを確かめるためです。こうした確認方法は、犯罪収益移転防止法の施行規則で定められています。なお、転居届を出しても郵便物が届かないときは、転送不要郵便以外の原因も考えられます。

参考:犯罪による収益の移転防止に関する法律施行規則|e-Gov法令検索

郵便物を自宅以外で受け取る方法に関するQ&A

最後に、郵便物を自宅以外で受け取ることについてよくある質問に回答していきます。

Q1)郵便物を匿名で受け取ることはできる?

選ぶ方法によっては、送り主に自宅の住所を知らせずに郵便物を受け取ることも可能です。ただし郵便局留めの場合、本人確認書類と宛名・宛先の住所を照合する必要があるため、匿名では受け取れません。

一方で私設私書箱は、犯罪収益移転防止法により、契約時に氏名・住居・生年月日の本人確認を行うことが事業者に義務付けられているため、契約そのものを匿名で行うことはできません。ただし私設私書箱の住所を送り先として伝えれば、相手に自宅の住所を知らせずに郵便物を受け取れます。ファンレターの受け取り先やストーカー対策など、個人情報を守る手段として活用されることもあります。

なおメルカリやBASEなどで個人間取引を多く行う人には、日本郵便のe発送サービスで使える「プライバシー配送」がおすすめです。これを使えば匿名で荷物を受け取る、あるいは荷物を送ることができますよ。

住所を知られずに郵便物を受け取る方法は、荷物の受け取りも含めて別の記事で詳しく紹介しています。

参考:犯罪収益移転防止法の概要|警察庁JAFIC/郵便物受取サービス業/私設私書箱業|経済産業省

Q2)受け取り場所の「はこぽす」って何?

受け取り場所の「はこぽす」って何?

引用:はこぽす - 日本郵便

はこぽすとは、郵便物や荷物を受け取るために全国の郵便局や駅、コンビニ等に設置されたロッカーのこと。郵便物等の受け取りや発送場所として利用できるほか、通販サイトで買った商品の受け取り先として指定することも可能です。

日本郵便のWebサイトから設置場所を探せるので、最寄りのはこぽすを知っておくと便利でしょう。ただしはこぽすの利用にあたっては、事前登録が必要です。通販サイトの受け取り先や発送に使う場合はMyPostなどの登録、不在時やお届け予定日前に受け取り場所をはこぽすに変更する場合はゆうIDの登録と、簡易書留による居住確認手続きが必要になります。あらかじめ準備しておくことで、スムーズに利用開始できます。

はこぽすは郵便局や駅、コンビニ、商業施設などに設置されており、設置場所は日本郵便のWebサイトで検索できます。受け取り場所をはこぽすに変更できるのは元払いのゆうパックで、縦・横・高さの合計が100cm以内の荷物に限られます。商業施設内のロッカーは、施設の営業時間内しか利用できない点にも注意しましょう。

参考:はこぽす|日本郵便/はこぽすで受け取る|日本郵便

Q3)宅配物を自宅以外で受け取る方法はある?

郵便局留めや転送、郵便私書箱を利用できるのは、郵便物やゆうパックのような郵便局が扱っているサービスに限られます。その他の宅配物を自宅以外で受け取るには、宅配業者の営業所留めを活用しましょう。

なかでも誤解を招きやすいのが、ヤマト運輸の「ネコポス」や、佐川急便の「飛脚メール便」(現在は法人あてのみ)など。これらはポスト投函で届くものの、郵便物ではないため、郵便局留めや転送は利用できません。なかにはお届け先の変更ができないケースもあるので、担当の営業所に問い合わせてください。

参考:ポストインサービス(メール便等)|佐川急便

Q4)不在連絡票の郵便物を別の郵便局で受け取れる?

はい、受け取れます。ご不在連絡票が入っていた郵便物や荷物は、郵送・コールセンター・インターネットのいずれかで申し込めば、配達を担当する郵便局以外の郵便局でも受け取れます。ゆうパックなら、eお届け通知(メール・郵便局アプリ・LINE)から受け取る郵便局を選ぶことも可能です。受け取りの際は、氏名と住所が確認できる本人確認書類を持参しましょう。郵便局によっては受け取れるようになるまで日数がかかる場合があるため、来局前に到着を確認しておくと安心です。

参考:郵便局の窓口で受け取る際に必要なもの|日本郵便/郵便局で受け取る|日本郵便/再配達を申し込みたい | 日本郵便株式会社

Q5)家族の郵便物の一部だけを郵便局に留めておける?

できません。不在届で郵便局に保管してもらう場合、その住所あての郵便物はすべてが保管の対象となり、家族の一部の人あてや特定の種類の郵便物だけを留め置くことはできません。また保管期間中に家族が在宅していることがわかった場合は、保管中の郵便物がすべて配達されます。特定の郵便物だけを自宅以外で受け取りたい場合は、郵便局留めや私設私書箱など、送り先そのものを変える方法を検討しましょう。

参考:家族の一部の郵便物等だけ、郵便局に留めておくことは可能ですか?|日本郵便/長期間不在とする場合の郵便物等の配達について教えてください|日本郵便

Q6)クレジットカードを自宅以外で受け取る方法はある?

クレジットカードは、転送不要の簡易書留や本人限定受取郵便などで、カード会社に登録した住所あてに送られるのが一般的です。そのため、郵便局留めや転居届による転送で自宅以外に届けてもらうことは基本的にできません。不在で受け取れなかった場合は、配達を担当する郵便局の窓口で、ご不在連絡票(本人限定受取郵便の場合は到着のお知らせ)と本人確認書類を提示して受け取ります。引っ越しなどで受け取り先を変えたい場合は、カード会社に登録住所の変更を届け出てから再送を依頼しましょう。

参考:転居届で転送されない郵便物等はありますか?|日本郵便/郵便局の窓口で受け取る際に必要なもの|日本郵便

サービスを活用して郵便物の受け取りを便利にしよう

サービスを活用して郵便物の受け取りを便利にしよう

本記事では、長期不在時や同居人に見られたくない郵便物がある際に、郵便物を自宅以外で受け取るための方法を解説しました。日本郵便の各種サービスを利用してもよいですし、民間の私設私書箱を利用してもよいですね。目的や使いやすさを考慮しながら、自分に合ったサービスを選んでください。

なかでもおすすめなのが、クラウド上で郵便物を受け取れる「クラウド私書箱」です。場所を選ばずスムーズに郵便物を受け取れるうえ、データとして管理できるため利便性も高まります。書留や小型荷物など、受け取れる郵便物や荷物も多様です。

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